二世帯住宅のメリット
二世帯住宅の最も大きなメリットは、お互いの親世帯と子世帯がお互いの生活をサポートし合えることです。子世帯としては、仕事などで子ども(親世帯から見れば孫)の世話ができない時など、親世帯に頼れます。育児で「こんな場合にどうすればいいのか」と悩んだ時など、気軽に相談したり、意見をもらったりできるでしょう。また、親世代は高齢ゆえ健康などに不安が出てきやすいことから、自分達に何かトラブルが起きた時、子どもに対応してもらうことも期待できます。その他、金銭面に関しては、税金や補助金などのお得な制度を利用できることもメリットです。例えば親から相続を行う場合、小規模宅地等の特例制度の要件に当てはまれば、二世帯住宅の相続税を節税できます。また、二世帯住宅の工事費などに関し補助金を受けられる場合もあります。
二世帯住宅のデメリット
二世帯住宅のデメリットとしてよく挙げられるのは、住まいの距離が近過ぎて衝突が発生するなどです。例えば親世帯が子世帯に過干渉する、または子世帯が親世帯に頼り過ぎるなど、すぐそばに住んでいるからこそ距離感を上手にとることができず発生するもの。このようなトラブルは、深刻な禍根に発展する可能性も。二世帯住宅は、完全に同居するスタイルの他、各世帯を分離するスタイル、一部のスペースを共有するスタイルなどいくつかのスタイルがあります。間取りを計画する段階で自分達にどのスタイルが適しているか、しっかり検討が必要でしょう。また、二世帯住宅はローンの組み方なども気を付けなければいけません。もしどちらか一方がローンを返済できない状態になってしまったら、もう一方に大きな負担がかかるリスクも考えられます。
二世帯住宅では、建築費用や水道光熱費を抑えられます。また、日常生活で困った時、即座に助け合える点もメリットです。